今日はふらっとアートギャラリーに立ち寄ってみました。そこで見つけた個人的なお気に入り作品を紹介したいと思います。
今日立ち寄ったのはOpera Galleryという世界的に支店を持つコンテンポラリーアートのギャラリーです。世界の主要な11都市に展開してるみたいでぼくは香港支店にいきました。ただ東京にはまだ進出してないみたいです。
ちなみにギャラリーとは、美術作品を展示したり販売する施設のことです。だから厳密には支店とはいえないのか…
ともあれすごいのがありましたので紹介します!
フランスのデジタルアーティスト:Krif Yves
Krif Yvesはフランスのアーティストでデジタルアートが専門らしいです。ギャラリー入ってすぐ左側にこの作品が飾ってあって一瞬で目を奪われました。
この画像じゃわからないんですが、最初に気づいたのは作品の表面のガラスのようなテカリでした。絵をカバーしてるガラスがテカってるんじゃなくて絵自体がテカってる感じです。説明しづらいんですけど、「なにこれ!?」ってびっくりしました。どうやら、写真の切り貼りをデジタル加工したものらしいです。
そして、中身なんですけども独特な世界を醸しだしてます。空には魚が、陸には動物たちが、人気のない退廃的な光景がありえない色で彩られています。シュールレアリスムちっくですね。
彼の作品は全て「a Cent Titres」と名付けられています。意訳すると「無題または100の異なる題」だそうで、様々に解釈のできる普遍的なストーリーを彼の作品は内包しているそうです。
個人的には、ドラッグみたいな作品だと思いました(いい意味で)。一度見たら忘れられない独特な世界と無意識に働きかけてくるようなシンボルの数々。いつまでも見つめていられそうです。
韓国の彫刻家: Seo, Young-Deok
実際目の前にするとまず大きさに圧倒されます。1mは軽く超える大きさ!かつライティングが絶妙で本当に動きだすんじゃないかってくらいの迫力がありました。
彼はチェーンで人を形作ることで、物質主義による人びとの汚染を反映しようとしました。
チェーンは我々の高度に発展した文明の中で大量生産で作られます。しかし、そんなチェーンですらなにかしらの大きな機械の一部分でしかありません。彼はチェーンの一つ一つを人間の細胞と見立てて、そのような終わりなき物質主義による汚染を表そうとしたのです。
この作品は「キモいけどもっと見たい」的な中毒性があると思います。夢に出てきそうだ…赤ちゃんの顔の作品もあったんですが、ホラーだったのであえてあげませんでしたwリンク先で是非チェックしてみてください。
以上、Hong Kong Opera Galleryのレポートでした。また、ギャラリー巡りしておもしろい作品見つけたらレポートしたいと思いまーす。