ぼく自身ホラー映画が大好きで、レンタルビデオショップに行くと真っ先にホラー映画コーナーに行き、棚の端から端まで一本一本吟味します。はたから見るとただのサイコ野郎です。
でも、そのように決断を下すのは待ってほしい!ホラー映画は人生を良く生きるためのヒントに満ち溢れているんです。自分の考察を以下の3点にまとめてみました。
1.ホラー映画は生への活力を教えてくれる。
世の中には不条理なことがたくさんあります。自分の力じゃどうしようもできないことに直面したとき、人生とはこんなものだと諦めのムードを抱く人も多いんじゃないでしょうか。
一方、フィクションであるホラー映画の世界でも登場人物が不条理な暴力や怪奇現象によって死の恐怖を味わいます。湖に楽しくキャンプに行ったらナタを持った殺人鬼に襲われるなんて、不条理の極みですね。ホラー映画とは不条理映画と言えます。
けれども、登場人物は不条理さに対して必ず立ち向かいます。諦めて死を待つ主人公なんていません!タフさが彼ら彼女らのウリ。ホラー映画は不条理さに立ち向かう生命のたくましさを教えてくれるのです!
2.ホラー映画は犯罪を未然に防ぐ。
ホラー映画は犯罪を助長する?確かにそのような事例もあるし、それはそれで説得力があります。しかし一方でホラー映画は人の持つ残虐性を浄化する効果も持っています。
ホラー映画を見たとき普通の人はショックを受けます。「なんて恐ろしいことだ!」「子供には見せたくない」「胸糞が悪い」などとネガティブな印象を与えるのがホラー映画だし、そうあってしかるべきだと思います。けれど実はこの作用こそが大事!
反面教師という言葉があります。これは悪い見本で、そうなってはいけないと教えられる人や事例のことで、まさにホラー映画は反面教師だと言えます。不道徳をフィクションの形で見せつけることで人々にモラルを教える、それがホラー映画!
3.ホラー映画はネガティブシンカーを救う。
ぼくは生粋のネガティブシンカーであり臆病者です。桜の季節になると傘をさして歩く。それは毛虫がぼくの身体に落ちてくるという最悪の事態を想像してしまうからです((((;゚Д゚))))
しかしどれだけ最悪の結果を想定して行動しても、最悪の出来事なんて滅多におきません。なぜなら”最”悪だからです。。実際、自分の頭に毛虫が落ちてきたことはありません。
その状態は見方を変えると常に期待が裏切られている状況とも言えます。例えば、怪談ライブに行ったのに、いつまでたっても幽霊が出てこないでライブが終わる。こんな怪談ライブでは、ストレスが溜まってしまいます。
ホラー映画はその期待を裏切りません!登場人物はいつだって人が考えられる最悪の状況に置かれます。殺人鬼に狙われるなんて、彼ら彼女らにとっては日常茶飯事ですよ。けれど、その世界はフィクションであり実際には起こりません。ホラー映画はネガティブシンカーが安心して、日常生活では滅多に満たされない期待を疑似的に埋めることができるエンターテイメントなんです。
以上、ホラー映画の持つ良い側面を3つの理由にまとめてみましたー。これからはホラー映画好きを変な目で見ないであげてくださいね!