これはパクりなのか…?中国人アーティストによる自由革命


この絵は中国の有名アーティスト、岳敏君(ユイミンジュン)の作品です。一度見たら忘れられない印象的な笑顔。どこかで見たって人も多いんじゃないでしょうか。


この笑顔が素敵な同じ顔をした人たちは彼の作品に共通して何度も使われています。この均質な笑顔は中国社会に対する皮肉だと言われてます。

この作品のオリジナリティについて


でも、今回注目したいのはこの絵の構図!そう、あの作品の構図と全く一緒。


この作品は1830年にドラクロワによって描かれた「民衆を導く自由の女神」という有名な絵画です。構図も一緒だし、人びとのポーズも一緒です。露骨なパクりなのか、はたまた尊敬の意を込めたオマージュなのか、中国社会への批判を込めたパロディなのか。皆さんはユイミンジュンの絵にオリジナリティはあると思いますか?


個人的には、現代の中国という文脈から距離的にも時間的にも離れたフランス革命を参照するという発想にはオリジナリティがあるなーって思います。異なる文脈では何事も同じ意味を持ちません。文脈を変えることで新しい意味を生み出したという点では独創的だなぁと思うわけです。









Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...